ハリーの災難
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 ヒッチコックの作品は、『鳥』とか『裏窓』とか見た記憶があるのですが、何となくビデオを借りてまで見ようとか考えていませんでした。

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 先日、ビデオ屋に寄って品定めしていると、ヒッチコックの作品シリーズが目立つように陳列されていたのでついつい借りてしまうことに。

 パッケージを手に取り、借りたのが『ハリーの災難』でした。
 
 ストーリーは大雑把に話しますと、ハリーは誰かに殺されたか心臓麻痺で死んだか、結局死因がわからないまま死んでしまうというしがない男の物語です。

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 大雑把にはなしすぎ?

 では、もうちょっとかいつまんで。

 そのため死体ハリーの死因をめぐって、元船長の老ワイルスが散弾銃であやまって撃ったとかミス・グレイヴリーと取っ組み合ってハイヒールのかかとで殴ったとか。

 ハリーが無理やりジェニファーと結婚するが、ハリーの愛情のなさにジェニファー脱走を試みるが、あえなくつかまりそうになり牛乳瓶で頭を殴ってしまったとか。

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 とにかくそれぞれの理由によってハリーを勝手に殺害したと思い込んでいる登場人物たちのすっとぼけたセリフと滑稽さに笑えなければ、この映画はつまらないものでしょう。

 老ワイルスがハリーの殺害されている現場で、ミス・グレイブリーと鉢合わせてしまうと、ワイルスがグレイブリーに、
 「猟で、ウサギと間違えて誤って撃ってしまった」
 というと、
 グレイブリーいわく
 「そう・・・。私も黙っていますわ。(死体を)処理したらウチに遊びに来てください。マフィンとお茶を入れますわ」
 だって。

 というより、ハリーという死体は、殺害の嫌疑を持っている人間によって、証拠隠滅のため計4回も埋められてしまうのです。

 「死体を粗末にあつかうな!」というお叱りの声がどこからか聞こえそうな映画ですね。

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 ヒッチコックの映像は、なんとなく印象に残るのですが、今回も見せてくれましたねぇ。

 そのひとつは、死体ハリーが仰向けになっているシーンが何度か登場するのですが、それを足元の靴裏から撮るアングルはやはりヒッチコックならでは。

 あと、背景に映し出される木々の彩(いろどり)が、秋の気配を漂わせていて印象的でした。

 それからジェニファー扮するシャーリー・マクレーンのボーイッシュで初々しい姿がよかったです。

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 評価は★★★ですな。

 シャーリー・マクレーンの紹介URLサイト
 http://www.m-cinema.info/myalbum1+photo.lid+933+cid+16.htm
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Posted by マサキ
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| 映画のせかい | 2005.08.29 06:34 |